その大きな絵に、衝撃を受けた。【pixivコミック月例賞】11月投稿分結果発表!
2022年11月は大賞1作品と優秀賞が8作品、合計9作品が受賞しました。
美大受験を目指す青春マンガや、水産高校の日常のおはなしなど、今月も魅力的な作品が勢揃いです。それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:NANAIRO
作家名:ピヨ太郎
講評:絵を描くのが大好き、だけど自己主張が苦手で内気な少女、希彩(きいろ)。進路を考えなければいけない時分、街中の巨大な絵に心奪われ、その絵を描いた美大浪人生のトオルと運命的な出会いを果たす。創作は情熱、苦悩、喜び、葛藤の連続。エネルギーに満ち溢れた青春の日々をぜひ見届けてください!
優秀賞
作品名:いとしのベティ
作家名:川松冬花
講評:2018年、アメリカ。煌びやかな光に包まれるブロードウェイシアター。物語は、アメリカの荒廃した片田舎から始まる。少年オリバーは辛い境遇に置かれても我慢と努力を積み重ね、夢に向かって励んでいた。そんな彼の頭痛の種はもう一つ。奇行ばかりのおかしな子、ベティだった。苦い記憶や幸せな日々。集まったそれぞれがドラマを携え、夢の詰まった舞台の幕が上がる。
作品名:森のくるみ図書館
作家名:銀ねづ
講評:ファンシーな森の仲間たちの間で流行しているのは、くるみでできた同人誌⁉︎ 『若き鬼才』として人気の作家、「しっぽまくら」ことしまきちは、誤って川にくるみ本を落としてしまった! 物語は流れ着いた先でも瞬く間に人気に火がついて……。可愛らしいおとぎ話のような世界観が味わい深いです。
作品名:ポートランド因幡
作家名:大下
講評:鯖の食品加工に海釣り。体力を使う実習のあとの授業は眠気に襲われて……。1年生のカズさんと宝辺を中心として語られる、因幡水産高等学校の日常です。穏やかな海辺の町を流れる潮風や、温かみのある交流に心が洗われるよう。これぞ青春、海に囲まれた素朴な学生生活!
作品名:ネガティブ勇者と魔王軍幹部
作家名:ハマちょん@FANBOX
講評:魔王軍幹部、ヒュドールの元に辿り着いたひとりの勇者、過去もネガティブな感情も重すぎる⁉︎ 涙をポロポロ溢す姿に慰めずにはいられないが、魔王軍幹部として、これ如何に……。よし、城に住まわせよう。本来は敵対しあう意外な組み合わせだけど、癒される二人のやりとりに思わずほっこりします。
作品名:病んできた魔法少女の日常...
作家名:すん
講評:魔法少女の隣にいる小動物的なの、それがチャミィ。パートナーの魔法少女は笑顔が減り、その代わりおかしな言動が増えてきた。長引く不調に頭を悩ませるチャミィは、とある答えに辿り着く。「多分あかりちゃんは『うつ』だミィ!」。可愛いコスチュームで悪と戦う魔法少女。その社会は案外シビアなようで……。
作品名:朝起きたらゴリラになってたイケメン
作家名:千景
講評:「神の傑作」とまで言われたイケメンの俺が、まさかゴリラに⁉︎ 小鳥遊隼人は突然の変身を受け入れ、勇ましいゴリラの姿のまま登校することを決意した。そして分かった、変身を解くある条件。それは、中身を好きになってもらうこと! さながらポップな現代版「美女と野獣」。読切コメディ作品ですが、続きが読みたい!
作品名:いい子の仮面悪い子の仮面
作家名:右野マコ
講評:教師といえども、人間なのだ。篠原先生は生徒の岡本園が大嫌い。長い髪や高い身長、何より一番腹が立つ理由は、別れた彼女との因縁……。飄々とした岡本くんが篠原先生に向ける態度の真意とは? 仮面の裏がもっと知りたい! 素直にいかない、生徒✕教師の複雑な関係はどう転ぶ⁉︎
作品名:乳首マジック
作家名:かもみら
講評:男に乳首がない世界で、乳首を持って生まれた主人公。家族や恋人ともうまくいかず、いつしか心を閉ざしてしまった。高校では乳首のことを隠して生活していたが、修学旅行の最終日、ついにクラスメイトの首藤進に乳首を見られてしまった。旧字体で書かれた文字がレトロな雰囲気。独特の存在感を放ちます。